==== データフレーム ==== 多くのRの解析プログラム(パッケージ)では、データフレームという型のオブジェクトで与えたデータを扱える。 |#|時間|故障/打ち切り| |1|1.5|故障| |2|5.3|故障| |3|2.5|故障| |4|7.8|故障| |5|6.2|故障| |6|4.1|故障| |7|8.2|故障| |8|10.3|故障| |9|1.5|故障| |10|13.4|故障| 上のデータをRに入力するには、次のコードを用いる。列名(変数名、フィールド名とも)は日本語も使えるが、英語にしてtimeとstatusにしてある。 data.frame(time=c(1.5,5.3,2.5,7.8,6.2,4.1,8.2,10.3,1.5,13.4), status=c(1,1,1,1,1,1,1,1,1,1)) これを実行すると次のように表示される。 time status 1 1.5 1 2 5.3 1 3 2.5 1 4 7.8 1 5 6.2 1 6 4.1 1 7 8.2 1 8 10.3 1 9 1.5 1 10 13.4 1 打ち切りデータもある場合には、次のように打ち切りに対応するstatusを0にする。 |#|時間|故障/打ち切り| |1|1.5|故障| |2|5.3|故障| |3|2.5|故障| |4|7.8|故障| |5|6.2|故障| |6|4.1|故障| |7|8.2|故障| |8|10.0|打ち切り| |9|1.5|故障| |10|10.0|打ち切り| data.frame(time=c(1.5,5.3,2.5,7.8,6.2,4.1,8.2,10.0,1.5,10.0), status=c(1,1,1,1,1,1,1,0,1,0)) time status 1 1.5 1 2 5.3 1 3 2.5 1 4 7.8 1 5 6.2 1 6 4.1 1 7 8.2 1 8 10.0 0 9 1.5 1 10 10.0 0 === データの代入 === オブジェクト(変数)へのデータの代入には、代入演算子「=」を用いる。 X = data.frame(time=c(1.5,5.3,2.5,7.8,6.2,4.1,8.2,10.3,1.5,13.4), status=c(1,1,1,1,1,1,1,1,1,1)) これで、先ほどのデータは「X」というオブジェクトの中に含まれる。 時間timeだけを取り出すには「$」という記号の次にメンバを指定する。 X$time 故障か打ち切りかを表すメンバstatusを取り出すのも同様である。 X$status