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python:introduction [2020/03/08 16:54] – [Pythonはインタプリタ] watalupython:introduction [2020/03/08 17:08] (現在) – [Python 3を使いましょう] watalu
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 Python言語で書かれたプログラムの実行には必ず、pythonというコマンドを介する必要があります。これはPython言語のインタプリタ(処理系)です。 Python言語で書かれたプログラムの実行には必ず、pythonというコマンドを介する必要があります。これはPython言語のインタプリタ(処理系)です。
  
-=== Python言語は2種類ある ===+=== Python 3を使いましょう ===
  
 Python言語は大きく4世代に分類できます。 Python言語は大きく4世代に分類できます。
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   * バージョン3: 2008年にリリースされ、2018年あたりからやっと標準となった印象があるバージョン   * バージョン3: 2008年にリリースされ、2018年あたりからやっと標準となった印象があるバージョン
  
-バージョン2の開発中に様々な拡張が行われたようです。そしてバージョン3の仕様は、バージョン2との後方互換性を捨てて定められました。そのためバージョン2のために書かれた多くのライブラリやソースコードは、バージョン3では動きません。これが原因で、バージョン3への移行はかなり遅れました。+バージョン2の開発中に様々な拡張が行われたようです。そして[[https://en.wikipedia.org/wiki/History_of_Python|History of PythonというWikipedia上の記事]]にもあるように、バージョン3の仕様は、バージョン2との後方互換性を捨てて定められました。[[https://docs.python.org/3/whatsnew/3.0.html|これだけの変更]]が行われたため、Python 2を使い続けた人が多かったのも頷けます。[[https://docs.python.org/3/howto/pyporting.html|Porting Python 2 Code to Python 3]]は、もはや移植に近い内容な気がします。 
 + 
 +そのため、Python言語は2種類ある、と言えます。 
 + 
 +バージョン2のために書かれた多くのライブラリやソースコードは、バージョン3では動きません。しかし、多くのユーザはバージョン2を使い続け、教科書や教育内容、また多くのモジュールやパッケージもバージョン2を支持し続けつつ、バージョン3の開発も進めてきました。開発リソースの分割が原因で、バージョン3への移行はかなり遅れたようにも思います
  
   * NumPyは[[https://numpy.org/devdocs/release/1.16.6-notes.html?highlight=release%20notes%20python|0.16]]までPython 2.7とPython 3をサポートしていましたが、[[https://numpy.org/devdocs/release/1.17.0-notes.html?highlight=release%20notes%20python|0.17.0]]からPython 3のみのサポートとなりました。これは[[https://numpy.org/neps/nep-0014-dropping-python2.7-proposal.html|2017年に決定された]]そうです。   * NumPyは[[https://numpy.org/devdocs/release/1.16.6-notes.html?highlight=release%20notes%20python|0.16]]までPython 2.7とPython 3をサポートしていましたが、[[https://numpy.org/devdocs/release/1.17.0-notes.html?highlight=release%20notes%20python|0.17.0]]からPython 3のみのサポートとなりました。これは[[https://numpy.org/neps/nep-0014-dropping-python2.7-proposal.html|2017年に決定された]]そうです。
   * TensorFlowは2017年2月に公開されたバージョン1、2019年9月に公開されたバージョン2、いずれもPython 2をサポートしています。   * TensorFlowは2017年2月に公開されたバージョン1、2019年9月に公開されたバージョン2、いずれもPython 2をサポートしています。
   * Scikit-learnは2019年3月まで開発が続いたバージョン0.20までPython 2.7と3.4をサポートしていましたが、2019年5月に公開されたバージョン0.21以降はPython 3.5以降のみをサポートしています。   * Scikit-learnは2019年3月まで開発が続いたバージョン0.20までPython 2.7と3.4をサポートしていましたが、2019年5月に公開されたバージョン0.21以降はPython 3.5以降のみをサポートしています。
 +  * Anacondaは今でも、Python 2と3それぞれのディストリビューションを提供しています。
 +
 +データサイエンスや機械学習を目的にPythonを新たに学ぶ人は、2020年以降はPython 2を学ぶ必要はなく、Python 3を学ぶのが良さそうです。テキストもPython 3に対応したものだけを探して大丈夫です。手に取った本がどちらのバージョンに対応しているかは、Python 2と3とでprint文が異なるので、すぐにわかるはずです。
  
 +<code>
 +# Python 2のprint文
 +print "Hello, World!"
 +# Python 3のprint文
 +print("Hello, World!")
 +</code>
  
 +そう、昔はprintは文で、関数ではなかったのです。
 === Python本体と標準ライブラリとサードパーティライブラリ === === Python本体と標準ライブラリとサードパーティライブラリ ===