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目次
R言語とは
Rはデータサイエンス用ソフトウェア
Rはデータサイエンス用のソフトウェアです。Harvard Universityのオンラインコースでも、John Hopkins Univesityのオンラインコースでも、用いられています。
RはPythonよりも古くはない
Rが古く、Pythonが新しい、という雰囲気を醸し出す人がいます。しかし開発開始から数えれば、Rの最初の公開は1993年で、Pythonの最初の公開は1991年ですから、Pythonの方が先輩です。参考までに、言語としてRの原典にあたるS言語は、両者よりもずっと古く、最初のリリースは1976年でした。
Rはインタプリタ
次の1行は、Rで書いたHello, World!です。
print("Hello, World!")
Rは関数型プログラミング言語であり、またオブジェクト指向言語です。 Rのコードにはmain関数やメインルーチンがありません。 インタプリタとしてのソフトウェアRにコードを読ませれば、即座に実行されていきます。
Rのコアチームの開発方針は堅い
R言語はS言語の方言です。開発に当たって、頑固な後方互換性を原則としています。仕様の変更は滅多に行われません。そのため、何年も前に書いたコードは、今でも問題なく動きます。
Rの拡張はサードパーティが担う
仕様の拡張はサードパーティにより、適宜行われています。機能の拡張もサードパーティにより、とても頻繁に幅広く行われています。Rの開発にかかわるサードパーティの多くは、様々な分野の研究者であり、Rの発展は彼らからの社会貢献と捉えることもできます。
RはGUIを持つ
WindowsとmacOS用に提供されているRのバイナリアプリケーションは、簡易なGUIを持ちます。 Tcl/Tkを同梱しているので、Tkを用いたGUIの構築も可能です。 Linux用のソフトウェアとしてのRは、コンソール用のソフトウェアです。
R用のIDEはRStudio
R用のエディタ
Emacsを使う人は、ESSが必須でしょう。