目次

情報リテラシーおよび情報リテラシー演習の2012年度の再履修クラス(夜間主コース向け)

基本情報

この講義について

「情報リテラシー」は本来、システム工学科で講義や実験で課される課題への取り組み、また研究室配属後の卒業研究への取り組み、で必要とされるコンピュータ活用のスキルを身につけて貰うことを目的とした講義科目でした。 今でもそれは変わりませんが、システム工学科自体はもう無くなりますので、少しだけ目的を広げます。

また「情報リテラシー演習」は、1年生の基礎プログラミング以降、「アルゴリズムとデータ構造」以外はプログラミングに関する講義がないため、ともかくプログラミングに関わる機会を増やすことを目的とした演習科目でした。 こちらは、ほぼ従来通りの内容で進めます。

今年度の事情

教科書

今年度は「仕事に役立つExcel統計解析 第3版」を教科書に指定しますので、何らかの手段で入手して下さい。

この本は次の8つの章で構成されています.

  1. 統計とは
  2. 統計の基本
  3. 回帰分析
  4. 母集団と標本
  5. 推定
  6. 検定
  7. 分散分析

各章には内容を実習するのに必要な操作手順の詳細な説明が記されており,またこれらの章それぞれに練習問題がついていて,自習での学習が可能なテキストになっています.

オフィスアワー一覧

立場 オフィスアワー 会える場所 相談できること連絡手段
山本 渉科目担当教員木曜日5限西5号館6階601(山本居室)情報リテラシー・情報リテラシー演習内線は5272、メールは講義用の共用アドレス
下白木 諒TA・大学院生TBA西5号館6階613(鈴木研・西研・山本研の共同の学生部屋)情報リテラシー内線は5491、メールは講義用の共用アドレス

皆さんとの連絡には academic.computing.basics@gmail.com というメールアドレスを共用しています。

履修者一覧

学籍番号 氏名 連絡先
0925023渡邊拓也kozowdeath@yahoo.co.jp

課題の提出について

情報リテラシーの連絡

履修希望者へのメール送付依頼 2012.04

http://bit.ly/uecacb2012-1を参照のこと。

ユーザ登録通知 2012.05.06

第1回 タイプ速度測定 2012.05.14

連休も終わり、もう連絡してくる学生はいないと思うので、今学期の情報リテラシーを始めます。 毎回の課題は、担当教員の山本から連絡します。 課題の受領、採点やフィードバックは、昼間コース、夜間主コース、それぞれの科目のTAの方々から連絡します。 全員の連絡はmailto:academic.computing.basics@gmail.comというメールアドレスから送信されます。

まず今回は肩慣らしです。皆さんのタイプ入力の速度と、点検にかかる時間を教えて下さい。そのために、下記のものを用意して下さい。

用意するもの:

  1. 秒単位で時間が計れるもの(腕時計、ストップウォッチ、スマートフォンのストップウォッチ、など)
  2. 日本語ワープロ検定試験の過去問から第88回の4級(速度)と3級(速度)を印刷しておく
  3. Word、あるいは.doc形式か.docx形式でファイルが保存できるワープロソフト

以下では、入力をすべて終えてから、点検をして貰いますので、入力時にいちいち点検しながら進めて行く必要はありません。

課題手順:

まずは4級(速度)の入力。

  1. 読みやすい位置に第88回の4級(速度)の問題用紙を置く
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. Wordでファイルを[新規作成]する
  4. すべて入力する
  5. 時間を記録する

今、入力した4級(速度)の点検・推敲時間も測定する。

  1. 片手で第88回の4級(速度)の問題用紙を持つ
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. 上で入力した内容と、問題用紙の記載内容を比較して、誤りがあれば訂正し、誤りがない状態にする
  4. 時間を記録する
  5. Wordで[名前をつけて保存する]を実行する (ファイル名は「半角の学籍番号_01-タイプ-88-4」とすること)

続いて、3級(速度)の入力。

  1. 読みやすい位置に第88回の3級(速度)の問題用紙を置く
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. Wordでファイルを[新規作成]する
  4. すべて入力する
  5. 時間を記録する

最後に3級(速度)の確認。

  1. 片手で第88回の4級(速度)の問題用紙を持つ
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. 上で入力した内容と、問題用紙の記載内容を比較して、誤りがあれば訂正し、誤りがない状態にする
  4. 時間を記録する
  5. Wordで[名前をつけて保存する]を実行する (ファイル名は「半角の学籍番号_01-タイプ-88-3」とすること)

以上を終えたら、メールに下記の二つのファイルを添付し、メールの本文には本文にはそれぞれの時間を記して、そのメールをmailto:academic.computing.basics@gmail.comまで提出(送信)すること。

提出期限は、来週の月曜日の午後5時とする。

第2回 文書入力と整形速度測定 2012.05.21

まず今回も肩慣らしです。皆さんのタイプ入力の速度と、点検にかかる時間と、文書の整形に要する時間を教えて下さい。そのために、下記のものを用意して下さい。

用意するもの:

  1. 秒単位で時間が計れるもの(腕時計、ストップウォッチ、スマートフォンのストップウォッチ、など)
  2. 日本語ワープロ検定試験の過去問から第90回の4級(文書整形)と3級(文書整形)を印刷しておく
  3. Word、あるいは.doc形式か.docx形式でファイルが保存できるワープロソフト

以下では、入力をすべて終えてから、点検をして貰いますので、入力時にいちいち点検しながら進めて行く必要はありません。

課題手順:

まずは4級(文書作成)の入力。

  1. 読みやすい位置に第90回の4級(速度)の問題用紙を置く
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. Wordでファイルを[新規作成]する
  4. とりあえず、右揃えや中央揃えなど気にせずに、すべてを入力する
  5. 時間を記録する

今、入力した4級(文書作成)の点検・推敲時間も測定する。

  1. 片手で第90回の4級(速度)の問題用紙を持つ
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. 上で入力した内容と、問題用紙の記載内容を比較して、誤りがあれば訂正し、誤りがない状態にする
  4. 時間を記録する
  5. Wordで[名前をつけて保存する]を実行する (ファイル名は「半角の学籍番号_01-タイプ-88-4」とすること)

さらに問題に合わせて、入力した4級(文書作成)の整形に要する時間も測定する。

  1. 第90回の4級(文書作成)の問題用紙を見えるところに置く
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. 右揃えや中央そろえ、改段落、改行など、問題用紙の通りに整形していく
  4. 「記」の下は[段落番号]を使うと良いが、使わなくても良い
  5. すべて問題用紙どおりに整形したら、時間を記録する
  6. Wordで[名前をつけて保存する]を実行する (ファイル名は「半角の学籍番号_02-整形-90-4」とすること)

続いて、3級(文書作成)の入力。

  1. 読みやすい位置に第90回の3級(速度)の問題用紙を置く
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. Wordでファイルを[新規作成]する
  4. とりあえず、右揃えや中央揃えなど気にせずに、すべてを入力する
  5. 時間を記録する

今、入力した3級(文書作成)の点検・推敲時間も測定する。

  1. 片手で第90回の4級(速度)の問題用紙を持つ
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. 上で入力した内容と、問題用紙の記載内容を比較して、誤りがあれば訂正し、誤りがない状態にする
  4. 時間を記録する
  5. Wordで[名前をつけて保存する]を実行する (ファイル名は「半角の学籍番号_01-タイプ-88-4」とすること)

さらに問題に合わせて、入力した3級(文書作成)の整形に要する時間も測定する。

  1. 第90回の3級(文書作成)の問題用紙を見えるところに置く
  2. ストップウォッチ等で時間計測を始める
  3. 右揃えや中央そろえ、改段落、改行など、問題用紙の通りに整形していく
  4. 「記」の下は[段落番号]を使うと良いが、使わなくても良い
  5. すべて問題用紙どおりに整形したら、時間を記録する
  6. Wordで[名前をつけて保存する]を実行する (ファイル名は「半角の学籍番号_02-整形-90-3」とすること)

以上を終えたら、メールに下記の二つのファイルを添付し、メールの本文には本文にはそれぞれの時間を記して、そのメールをmailto:academic.computing.basics@gmail.comまで提出(送信)すること。

提出期限は、来週の月曜日の午後5時とする。

第3回 統計とは 2012.05.28

購入していただいた教科書の課題に移ります。 教科書の第一章を要約してください。

第4回 統計の基本 2012.06.04

購入していただいた教科書の課題に移ります。 第一章の内容は理解している、という前提で第二章に入ります。

データの取得

まずデータを取得して貰います。放射線モニタリング情報 都道府県別環境放射能水準調査結果(Excel)にアクセスしてください。 ここから「CSVファイルダウンロード(※外部サイトへリンク)」をクリックして、開いたウェブサイトで、文部科学省が取り纏めている放射線モニタリング情報のCSVファイルを、ダウンロードできます。

この日のデータをダウンロードして保存してください。

ヒストグラムと要約

上のデータを、ヒストグラム、平均、中央値、分散、標準偏差を用いて、分析して貰います。ヒストグラムの作成手順、平均、中央値、分散、標準偏差の計算手順は、教科書を参考にして下さい。

レポート作成について

第5回 回帰分析 2012.06.11

3章には

などの説明がある。これらを一通り理解した上で、p.109のデータの回帰分析を行って、考察を加えよ。

第6回 母集団と標本 2012.06.18

4章には

などの説明がある。それらを一通り読んで、理解した上で、

  1. 第4回のデータから、ランダムに3時点を選んだ場合の各都道府県の測定値のデータについて (無作為標本)
    • 各都道府県の3時点の平均、のヒストグラムを作成せよ(データ数は測定した都道府県の数)
    • 各都道府県の3時点の平均、の平均を求めよ(データ数は測定した都道府県の数)
    • 各都道府県の3時点の平均、の標本分散を求めよ(データ数は測定した都道府県の数)
  2. 第4回のデータから、正午の測定値のみを用いて (無作為ではない標本)
    • 各都道府県の正午の測定値、のヒストグラムを作成せよ(データ数は測定した都道府県の数)
    • 各都道府県の正午の測定値、の平均を求めよ(データ数は測定した都道府県の数)
    • 各都道府県の正午の測定値、の標本分散を求めよ(データ数は測定した都道府県の数)
  3. これらと、第4回に作成した、都道府県ごとに24時間分の測定値の平均、のヒストグラムや、それらの平均と分散とを、比較せよ (第4回を母集団とみなす)

上記の作業の目的は、「各都道府県で1時間ごとに24時間測定したデータと、ランダムに3時間で測定したデータと、正午で定点観測したデータとで、同じことが言えるか、あるいは違うか」を母集団と標本という観点で、検討してもらうことにある。 なお、ランダムに3時点とるとは、

012345623

という表を作って、RANDBETWEEN関数とVLOOKUP関数を用いること。(手順はp.117からの部分に記載されている)

第7回 母集団と標本 2012.06.25

少し休憩の課題。

レポートの構成は例えば

  1. 放射能の測定点の選定と散らばり状況
  2. 放射能測定における母集団とは
  3. 放射能測定における標本とは
  4. 定期的に測定されている値と母集団の関係

の4節で構成してみるとよい。

第8回 確率分布 2012.07.09

教科書第5章の、例題に自分で取り組んでみなさい。 その後、章末の練習問題を解きなさい。

第9回 確率分布 2012.07.27

教科書第6章の、例題に自分で取り組んでみなさい。 その後、章末の練習問題を解きなさい。 ここまで。