目次
2012年度経営情報学実験実施要領
文責:実験世話人 (2012年度は山本)
実験ガイダンス
日時 | 10月2日(火) 13時〜14時30分 |
場所 | 西6号館201教室 |
実験世話人
山本 渉 (内線5272) メールアドレスは mailto:watalu@ac.jp (メールアドレスのドメインは、inf.uec.ac.jpに変更されたし)
実験ホームページ(仮)
http://bit.ly/mselab-2012 (ガイダンス資料以下はパスワードがかかっている、アクセス方法はガイダンス時に紹介するが、ユーザIDとパスワードをインターネット上に露出させないこと、露出が分かったらページの公開を停止する)
実験テーマ・担当者・場所
実験テーマ | 担当者(内線番号, メールアドレス) | 実験場所及び集合場所 |
ソフトウェア工学 | 西(5252, mailto:YasuharuNishi@ac.jp) | 西5号館3階経営情報学実験室 |
経営工学 | 田中(健)(5260, , mailto:ken1tnk@ac.jp) | 西5号館1階実験室、もしくは5階実験室 |
品質・信頼性工学 | 金(5267, mailto:jinlu@ac.jp) | 西5号館3階経営情報学実験室 |
統計工学 | 山本(5272, mailto:watalu@ac.jp) | 西5号館3階経営情報学実験室 |
人間工学 | 水戸(5554, mailto:mito@ac.jp), 水野(, mailto:mizuno@ac.jp) | 西5号館4階実験室 |
各担当教員のメールアドレスは、“@ac.jp”の部分を“@inf.uec.ac.jp”に修正すると良い。 実験の実施場所は、変更となることがあるので、各テーマの一回目の実験日には西五号館1階の掲示も確認 すること。
なお2012年度は人間工学はお休みである。
各テーマの概要
ソフトウェア工学
ハードウェアの組み立てとソフトウェアの開発を実習することで、組込みソフトウェアの開発を疑似体験する実験である。自立して実験を進めることでバランスやトレードオフを自ら判断し、システム思考を養うことを目的とする。LEGO MindStormsを使ってライントレーサーを制作し、ビジュアルコンテストとタイムトライアルを行う。ソフトウェア開発にはROBOLABを利用することができる。 このテーマでは3週間を
- 講義、ライントレーサーの設計と制作
- ライントレーサーの設計と制作
- ライントレーサーの設計と制作、ビジュアルコンテストとタイムトライアル
のように進めて行く。
実験レポートについては次の通りである。
- 実験レポートは最終回(3週目)の終了後、1週間以内にMicrosoft Wordで作成すること
- 実験レポートの提出は、次の2つの対応の完了を以て、提出と扱う
- レポートを紙に印刷したものを指定の提出場所に提出
- Microsoft Wordのファイルを電子メールに添付し教官に送付する
経営工学
このテーマは数理計画問題の基礎と施設配置問題についての実験であり、
- 数理計画問題の基礎を学習しGLPKを用いて例題を解く
- 施設配置問題の基本モデルと各モデルの性質を理解する
- 市町村別人口データを用いた例題を解き結果を解釈する
- 各モデルの弱点を把握し,新しいモデルを提案する
を目標としている。3週間はそれぞれ
- 数理計画の基礎の学習とGLPKの利用
- p-median と p-center 問題の学習とGLPKを用いた求解
- set-cover と p-maxcover 問題の学習と応用課題の追求
のように進めて行く。
実験レポートは3通それぞれに、作成し、提出しなければならない。提出期限は原則として、毎回の実験の翌週である。
品質・信頼性工学
このテーマは、品質管理と信頼性工学について、講義とは異なる側面を実験で学習する。3週間を
- 実験計画法1: 紙ヘリコプターの設計を1因子実験を用いて行い、滞空時間をできるだけ伸ばす設計を実現する
- 実験計画法2: 紙ヘリコプターの設計を直交表実験を用いて行い、滞空時間をできるだけ伸ばす設計を実現する
- エレクトロマイグレーションの実験
のように進めて行く。
実験レポートは3通それぞれに、作成し、提出しなければならない。提出期限は原則として、毎回の実験の翌週である。
統計工学
このテーマは、統計学の応用としてのデータ解析を行うことを目標とする。
- QC7つ道具
- 多変量解析
- データマイニング
データ解析にはR言語を用いるが、なるべくプログラミングの知識は要求しないように配慮したい。
実験レポートは3通それぞれに、作成し、提出しなければならない。提出期限は原則として、毎回の実験の翌週である。
人間工学
日程
日程 | 全部火曜日 | グループ1 | グループ2 | 107 | 309 | 413 | 502 | メモ |
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10/02 | ガイダンス | 西5-201で3限のみ | ||||||
10/09 | #01 | 統計工学 | ソフトウェア工学 | ソ・統 | 309重複 | |||
10/16 | 体育祭のため休講 | - | - | |||||
10/23 | #02 | 統計工学 | ソフトウェア工学 | ソ・統 | 309重複 | |||
10/30 | #03 | 統計工学 | ソフトウェア工学 | ソ・統 | 309重複 | |||
11/06 | #04 | 経営工学 | 品質・信頼性工学 | 品 | ||||
11/13 | #05 | 経営工学 | 品質・信頼性工学 | 品 | ||||
11/20 | 在来生研修(研究室配属、大学院進学、就職) | - | - | 夜に懇親会あり | ||||
11/27 | #06 | 経営工学 | 品質・信頼性工学 | 品 | ||||
12/04 | #07 | 品質・信頼性工学 | 統計工学 | 品・統 | 309重複 | |||
12/11 | #08 | 品質・信頼性工学 | 統計工学 | 品・統 | 309重複 | |||
12/18 | #09 | 品質・信頼性工学 | 統計工学 | 品・統 | 309重複 | |||
01/08 | #10 | ソフトウェア工学 | 経営工学 | ソ | ||||
01/15 | #11 | ソフトウェア工学 | 経営工学 | ソ | ||||
01/22 | #12 | ソフトウェア工学 | 経営工学 | ソ | ||||
01/29 | #13 | 予備実験 | 予備実験 |
各テーマとも、1回しか実施されないので、各自が必要なテーマには、必ず出席するよう、体調管理と日程管理を慎重に行うこと。各テーマの間に一週間の空きを、レポート作成のために設けてあるので、各自、実施した実験のレポートは必ず〆切までに作成して、提出すること。
班分け
班分けは、学籍番号順で前半と後半に分けるが、次のようにいずれの班も偶数になるように決めた。
- 相沢・飯塚・池田・石井・上野・衛藤・遠藤・遠藤・尾﨑・鹿島・片山・川原田・神田・後藤・小林・小林・小峯・榊原・佐藤・清水・鈴木・関根 (22名)
- 高倉・高崎・高島・塚本・津隈・津村・堂浦・常田・野尻・兵藤・福井・藤丸・丸山・美馬・村上・望月・森田・安本・山形・山室・山本・関口・UNDARMAA・TUGS-ITGELT (24名)
実験にあたっての注意事項
- 実験の単位を修得するためには、真摯な態度で全ての実験に取り組み、実験担当者に合格と判断される報告書を期日までに、担当者に指示された方法で提出しなければならない。
- 実験用のノートを作成し、記録を取る(1mm方眼紙,片対数方眼紙および関数電卓を持参すること).報告書作成に当っては、図書館などで資料を調べ、関連事項をノートに転記して、考察する。
- 実験を通して新たな知識、原理を修得しようとする心構えが重要である。前日は十分に睡眠を取り、体調を整えておいてほしい。
- 体調不良のために実験を欠席ないし遅刻する場合は、実験開始前までに必ず実験担当者に連絡を入れ、できるだけ早い時期に事後の対応について実験担当者に相談すること。
- 実験器具・設備を破損したときは、直ちに実験担当者に申し出て指示を受けること。
- 実験中の飲食・喫煙は認めない。スリッパが必要な実験室に出入りする際には、整理・整頓に努める。
- 服装は自由であるが、動きやすいもの、汚れてもよいものを着用する。ひらひらしたものは実験設備に巻きついたりして危険であるので避ける。
実験レポートの書き方について
全般的注意
- 報告書の目的は実験内容を読者(皆さんの場合は実験担当者)に伝えるためのもので、独り善がりの表現や乱雑な書き方は認められず、誤字や脱字は最小限にするように努めなければならない。
- 報告書での論述は、実験データをもとに論理的になされるべきで、論理の飛躍や論理展開の誤謬は許されない。
- 図表を有効に使用し、読者に分かりやすい報告書を作成することを目指す。
- 文章作成に際しては、主張すべき項目を段落毎に割当て、複数の文章で項目を説明する。段落を分けずに、長々と文章を書き続けるのは相応しくない。
体裁
- 報告書はA4サイズのレポート用紙に横書きで、必ずペンないしボールペンで記入し、鉛筆書きやコピーしたものは使用しない。ワープロの使用は認める。
- 表紙は表紙サンプルに準じて作成するかサンプルをコピーし、本文とともにホッチキスなどで綴る。不明な点は各担当者の指示に従うこと。なお,表紙サンプルは,実験ホームページからもダウンロード可能である.
報告書の記載内容: 報告書の内容は、概ね次の項目を記述する。実験テーマ毎に記載内容が違うことがあるので、担当者の指示に従うこと。
- 実験目的:いかなる現象・挙動をどのように求める実験であるかを説明する。
- 実験の測定原理と実験装置:実験目的を達成するために用いる原理を記述し、具体的に測定・評価する項目と実験装置を説明する。原理は、配布資料を丸写しするのではなく、その内容を理解・整理して、要領よくまとめる。
- 実験結果:
- 実験で得られたデータを整理して提示する。データを故意に削除・変更することは許されない。
- 実験データを図表に整理することは、考察に当って必要不可欠で、それを提示することで読者の理解を助ける。図表ではデータの単位や物理量を明記し、特に図においては縦軸と横軸が何を表すのかを必ず記述する。図は、データ整理に適した形式を選択して使用する。
- 実験データから計算した結果を提示する場合は、有効数字の桁に留意し明記する。
- 考察:実験結果に関して考察を加える。実験過程に誤りはないか、測定は適切であったか、データ整理や計算方法が正しいか、そして得られた結果の有効数字や誤差を検討する。これらを総合的に判断して、得られた結果の妥当性について論じる。さらに、実験中に気付いたことや、実験に関連して興味を持って検討したことを付け加える。特に、実験で配布された資料等に限らず、自ら図書館等で調べて補う積極性を期待している。
- 課題:実験項目によっては、課題が出されることがあるので、それに対する検討結果を記述する。
- まとめ:実験目的に対して得られた結論を簡潔にまとめる。
- 参考文献:レポート作成に参考にした文献・資料を全て列挙する。文献・資料に通し番号を付け、本文の参考箇所に、番号ないし著者名を掲げる。参考文献の列挙の仕方は、概ね次の通りとする。
- 著者名、資料名、出版社ないし雑誌名、(雑誌の場合は巻号)、年、最初の頁―最後の頁.
その他、テーマごとに指示があれば、そちらを優先すること。
成績評価
テーマごと
無遅刻・無欠席で、提出期限を守って、要求されたレポートがすべて提出された学生の成績を、10点満点で評価する。ただしテーマごとの成績は開示しない。
- 欠席は原則不可とする。
- 実験への遅刻と、レポート提出の期限遅れは、それぞれに一回ごとに減点の対象となる。
ガイダンス・在来生研修
出席と必要なミッションの完了を以て、成績を評価する。
- 欠席は原則不可とする。
- 遅刻や早退は、それぞれ個々に減点の対象となる。
成績報告
以上の点数を合計した点数の、点数上限に対する割合に応じて、90%以上を秀、80%以上を優、70%以上を良、60%以上を可、60%未満を不可とする。 ただし
- すべての実験に出席し、実験を実施していること
- すべてのレポートを提出していること
が成績評価の要件であり、これらを満たさない学生には「不可」を報告する。
欠席と補充実験の扱いは次の通り。
- 教務課が欠席届を認める事由(病気と忌引き)についてのみ、欠席届の提出を以て、1週間だけ予備実験の週に実験の補充を認める。ただし欠席届の提出よりまずは、速やかに世話人まで連絡すること。
- これ以外の欠席については、予備実験は実施しない。
- 基礎科学実験のような、再実験としての補充実験は実施しない。
連絡事項
11/20
本学では3年次の学生に向けて、在来生研修を実施している。(1年次の合宿研修が新入生合宿研修と呼ばれるのに対して、新入生ではない諸君を在来生と呼ぶらしい。) 総合情報学科では11月20日(火)に専門実験の一環として実施する。在来生研修の主な内容は
- 進学
- 就職
- 研究室配属
である。この研修への出席も、本実験の単位取得の要件となっているので、掲示に留意し、予定しておくこと。また夜に学科教員との懇親会も予定されている。
11/24
総合情報学科では、オープンキャンパスに合わせて学科3年生向けの研究室公開を行う。興味ある研究室を探すなどの訪問は、この日に回ることを勧める。
経営情報学実験室の開放
ソフトウェア工学実験の実施週の平日に、経営情報学実験室を開放する予定である。 開室は朝から利用可能だが、閉室時間は午後7時を予定している。
短く
- 飲食物持ち込み不可 (飲食は勿論不可)
- スリッパ着用 (履き物は実験室の外で履き替えること、土足は勿論のこと裸足や靴下での立ち入りも不可)
- 使用後の原状回復 (ゴミは建物外のゴミ箱へ、忘れ物をしないよう、器物損壊も避けること)
をお願いしている。主に、実験室は定期的な清掃は行われておらず、器物汚損と害虫侵入を防ぎたいため。