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学外のメールサービスの利用法

本メールは、これまでは研究室のパソコンからプロバイダなど学外のメールサーバを利用できていたのに、今回のプライベートIP化で、利用できなくなって、困っている人向けの、技術的な連絡です。

  • 携帯キャリアやWiMAXなど、自分でインターネット接続を持ち歩いている人
  • ウェブブラウザでしかメールの送受信をしない人
  • メールはすべて携帯の人

は該当しませんので、読み飛ばして下さい。

この件は

の2つの複合要因です。前者には、OP25Bと呼ばれる対策

が含まれており、回避策として、プロバイダ側はサブミッションポートの設置という、ポート587でのSMTP-AUTHは使えるようにして、ユーザの便宜を図っています。

ただし電通大の場合、この回避策を利用するには、グローバルIPを持つホストまでの経路、を自分で確保する必要があります。

後者は、 6階はプライベートIPで運用していて、これまでは顕在化していなかった問題です。2011年4月よりNATルータを撤去して、学内へルーティング情報を流す、普通のサブドメインになったために、顕在化しました。これを回避するには、

  • グローバルIPを持つUNIXマシンのアカウントを持つ
  • 自分で3G回線などを契約する

のどちらかしか選択肢がありません。後者は出費を伴うのでお勧めできず、前者は具体的には次のどちらかの準備が必要です。

  • 情報基盤センターに教育系アカウントを持っていることを思い出す
  • グローバルIPを持つUNIXマシンのアカウントを得る(研究室あるいは学内に)

この条件が整うと、ここに書かれているような小技でトンネルを掘ることができます。このトンネルは、学外のメールサーバとの送受信に必要ですが、朝、大学に来たら、SSHでログインしたままにしておいて、帰宅時にログアウトすれば、大学に居る間は不自由しません。

後者の回避割くは、無線LAN接続しているAndroid携帯などでも、この技は可能ですが、無線を切って3G回線で通信した方が、簡単ではあります・・・。