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fla:2011 [2011/11/15 20:29] watalufla:2011 [不明な日付] (現在) – 外部編集 (不明な日付) 127.0.0.1
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 ===== 応用数学B ===== ===== 応用数学B =====
 +==== 連絡事項 ====
 +
 +  * 10/01に出題して11/08が提出期限の課題は,{{:fla:fla-4-note-and-quiz-20111101.pdf|配布プリント}}に書いてあります。
 +  * 11/29の6限はありません。横井先生に確認しました。
 +  * 11/22に出題して11/30が提出期限の課題は次の通りです.教:4-1, 4-2, 4-3, 4-4, 4-5, 6-1, 6-2, 6-3, 6-4, 6-5 参: 6-2, 6-3, 6-4 (参考書は奇数番号のみ)。
 +  * 期末試験、01/31に実施します。
  
 ==== はじめに ==== ==== はじめに ====
行 5: 行 11:
 このページは、山本がメンテナンスしており、山本が担当する分について更新している。 このページは、山本がメンテナンスしており、山本が担当する分について更新している。
 横井先生の情報は、[[http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2011/22/22_18021204.html|シラバス]]から辿れるページを参照すること。 横井先生の情報は、[[http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2011/22/22_18021204.html|シラバス]]から辿れるページを参照すること。
 +
 +==== 内容 ====
 +
 +  * フーリエ級数
 +  * フーリエ変換とフーリエ逆変換
 +  * 定数係数非同次常微分方程式
 +  * 偏微分方程式
 +
 +==== この科目のカリキュラム上の位置づけ ====
 +
 +この科目は,次の科目の既習得を前提として開講する.
 +
 +  * 基礎微分積分学第一(1学期):微分積分
 +  * 基礎微分積分学第二(2学期):微分積分
 +  * 基礎物理学第一(1学期):微分方程式(力と運動,波)
 +  * 基礎物理学第二(2学期):微分方程式(電磁気学)
 +  * 基礎解析学(3学期):線形微分方程式
 +  * 応用数学A(3学期):積分
 +
 +特に基礎解析学の内容は,この科目と密接に関係があるので,既習得としておくことを強く勧める.そしてこの科目の内容は,次の科目と密接に関係がある.
 +
 +  * 電気回路学および演習(4学期):複素解析入門,交流電流と電気回路
 +  * 制御工学(5学期):
 +  * 信号処理論(6学期):フーリエ級数,フーリエ変換
 +
 +以上の説明は,[[http://www.uec.ac.jp/department/ie_evening/k/curriculum.html|先端工学基礎課程のカリキュラム紹介のページ]]にある[[http://www.uec.ac.jp/department/ie_evening/k/pdf/05_curriculum.pdf|授業科目関連図]]とは若干異なるが,たぶん単なる解釈の相違と思われる.
  
 ==== 内容と担当 ==== ==== 内容と担当 ====
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 横井先生と山本の2人で2コマを担当するので、相談の上、ラプラス解析を横井先生が、フーリエ解析を山本が、それぞれ担当することにした。 横井先生と山本の2人で2コマを担当するので、相談の上、ラプラス解析を横井先生が、フーリエ解析を山本が、それぞれ担当することにした。
  
-(2011/10/11改訂)+(2011/11/28改訂)
  
 |回|6限|7限|内容|項目(予定)|項目(実際)|教科書との対応| |回|6限|7限|内容|項目(予定)|項目(実際)|教科書との対応|
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 |F5|11/08|01/10|フーリエ解析(5)|フーリエ余弦変換,フーリエ正弦変換,線形性(第11回)|線形常微分方程式の解法(一般解と特殊解)|6.1, 6.2| |F5|11/08|01/10|フーリエ解析(5)|フーリエ余弦変換,フーリエ正弦変換,線形性(第11回)|線形常微分方程式の解法(一般解と特殊解)|6.1, 6.2|
 |F6|11/15|01/17|フーリエ解析(6)|フーリエ変換,導関数のフーリエ変換,たたみ込み定理(第12回)|フーリエ変換の性質,デルタ関数|4.3, 4.4, 4.5| |F6|11/15|01/17|フーリエ解析(6)|フーリエ変換,導関数のフーリエ変換,たたみ込み定理(第12回)|フーリエ変換の性質,デルタ関数|4.3, 4.4, 4.5|
-|F7|11/22|01/24|偏微分方程式(2)|フーリエ級数による熱方程式の解(第14回)| | |+|F7|11/22|01/24|偏微分方程式(2)|フーリエ級数による熱方程式の解(第14回)|フーリエ変換の性質,線形常微分方程式の解法| |
 |L1|12/06|10/04|ラプラス変換(1)|ラプラス変換,逆変換,線形性(第1回)| | | |L1|12/06|10/04|ラプラス変換(1)|ラプラス変換,逆変換,線形性(第1回)| | |
 |L2|12/13|10/11|ラプラス変換(2)|導関数と積分のラプラス変換(第2回)| | | |L2|12/13|10/11|ラプラス変換(2)|導関数と積分のラプラス変換(第2回)| | |
行 27: 行 59:
 |L5|01/17|11/08|ラプラス変換(5)|たたみ込み,積分方程式(第5回)| | | |L5|01/17|11/08|ラプラス変換(5)|たたみ込み,積分方程式(第5回)| | |
 |L6|01/24|11/15|ラプラス変換(6)|微分方程式,初期値問題,連立微分方程式(第6回)| | | |L6|01/24|11/15|ラプラス変換(6)|微分方程式,初期値問題,連立微分方程式(第6回)| | |
-|L7|01/31|11/22|偏微分方程式(2)|波動方程式,変数分離法(第13回)| | |+|L7|     |11/22|偏微分方程式(2)|波動方程式,変数分離法(第13回)| | 
 +|試験|01/31|01/31|期末試験|期末試験| |{{:fla:fla-e-final-exam-20120131.pdf|フーリエ解析の部分の期末試験}} |
  
-予備日:11/29(6限), 01/31(7限)+予備日:01/31(7限)
  
-休講日:10/18(体育祭のため)+休講日:10/18(体育祭のため), 11/29(6限) 
 + 
 +==== 授業の進め方(フーリエ変換の部分) ==== 
 + 
 +  * 教科書と参考書を所有していることを前提に講義を進める.原則として,教科書通りに板書で行う. 
 +  * フーリエ級数とフーリエ変換で1回ずつ,教科書や参考書の問題に取り組んだノート提出を求める. 
 +  * 提出したノートの内容は理解していることを前提に,期末試験を行う. 
 + 
 +==== 到達目標(フーリエ変換の部分) ==== 
 + 
 +  * (複素)フーリエ級数を計算できる 
 +  * フーリエ変換と逆フーリエ変換を計算できる 
 +  * フーリエ級数とフーリエ変換を用いて,線形非同次常微分方程式を解ける
  
 ==== 関連書籍 ==== ==== 関連書籍 ====
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 |{{:fla:41fpgvtm8kl.-aa300_sh20_ou09_.jpg?200|}}|{{ :fla:41c5bzt46vl.-aa300_sh20_ou09_.jpg?200|}}| |{{:fla:41fpgvtm8kl.-aa300_sh20_ou09_.jpg?200|}}|{{ :fla:41c5bzt46vl.-aa300_sh20_ou09_.jpg?200|}}|
  
 +  * 「物理現象のフーリエ解析」小出 昭一郎, UP応用数学選書 4, 東京大学出版会, 1981. (ISBN-13: 978-4130640640)